レバレッジの意味とは?fxなどの金融投資で必要となる語句説明

金融投資で必須の知識レバレッジの意味とは?

FXなどの投資を行う際に何かと見かけることの多い、「レバレッジ」という言葉。

本やサイトの記事を読んでいると、

「レバレッジ10倍で…」
「レバレッジを高くしすぎると危険なので…」

という記載がやたらと出てくるかと思いますが、正直最初は何のことかわからない方も少なくないのではないでしょうか。

レバレッジは始めて聞く人にとっては難しい用語かもしれませんが、投資を行う上で知らないとマズイ、基本のキともいえる大切な言葉です。

そこで、今回はFXなどで頻出の単語、「レバレッジ」とは一体何なのかについて具体例を用いて分かりやすく説明していきたいと思います。

本記事を読めば、今日からレバレッジを実際に利用したくなること間違いなしです!

では、早速同語の概要説明から見ていく事としましょう。

レバレッジの意味とは?メリットもあるが、リスクもある!?

まず初めに、レバレッジに関する具体的な説明を行っていきます。

ここをつまずくと後が続かなくなってしまうので、基礎を押さえてきちんと理解を深めていきましょう。

レバレッジとは?

レバレッジとは何なのかを結論からお伝えすると「少ない資金で多くの金額を動かす仕組み」のことを指します。

皆さん小学生時代に、テコの原理を習いましたよね?レバレッジとはまさしく、テコの原理をそのまま投資に活かした概念です。

例えば、レバレッジ10倍とは、実際に口座内にある資金の10倍の資金で取引を行うことを意味します。

更に実例を挙げると、以下の通り。

・口座内に1万円でレバレッジ10倍=10万円の取引を行うこと

・口座内に2万円でレバレッジ20倍=40万円の取引を行うこと

といった具合です。

続いて、利益にフォーカスし、FXに10万円で投資をする場合を例に出して説明します。

レバレッジなしの場合とレバレッジ100倍の場合を比較して、レートが1ドル=100円の状態で10万円分ドルを購入し、1ドル=101円になった時の利益は以下のように計算できます。

このように、レバレッジを100倍とすると実際の資金の100倍の金額の取引を行うことができ、利益も100倍とすることができるのです。非常に資金効率が良いですよね。

これが「少ない資金で多くの金額を動かす」レバレッジの大まかな仕組みとなっています。

少ない時間でより多くの金額を設けるために、レバレッジは不可欠である事がご理解いただけたでしょうか?

それでは、続けてそんなレバレッジを利用するメリットについて、次項にて詳しく説明していきます。

レバレッジのメリット

さて、レバレッジとは少ない資金で多くの金額を動かす仕組みのことを指すと言いました。

このレバレッジのメリットとは、既に少し説明済みですが、少ない元手・時間で利益を拡大することができるということです。

仮に10万円で投資を行い、1ドル=100円が1ドル=101円になったとしても、1000円しか儲けることができませんよね。

しかし、レバレッジをかけることにより、その利益を10倍、100倍と拡大することが可能となります。

また、逆に1000円儲けることができれば十分という場合にも、わざわざ元手に10万円を用意しなくても、レバレッジを利用すれば投資金額を少額で済ませることができます。

先ほど同様、1ドル=100円から1ドル=101円になった場合で考えると、

・レバレッジを10倍にすれば1万円

・レバレッジを10倍にすれば1万円・レバレッジを100倍にすれば1000円

の資金さえあれば、1000円を儲けることは十分可能です。

このように、レバレッジを有効的に使うことで、少額での投資を行うことも可能となります。

レバレッジのデメリット

ここまではレバレッジのメリットについて多く言及してきましたが、当然レバレッジにもデメリットはあります。

それは失敗したときの損失も大きくなってしまうということです。

先ほどと同じように、FXに10万円で投資をする場合を例に出して説明します。

レバレッジなしの場合とレバレッジ100倍の場合を比較すると、レートが1ドル=100円の状態で10万円分ドルを購入し、1ドル=99円になった時の利益は以下のように計算可能です。

このように、レバレッジ100倍で予測が外れてしまった場合、損失額までもが100倍になってしまいます。

つまり、レバレッジをかけて少ない資金で大きな金額の取引を行うことによって、利益も損失も大きくなってしまう可能性を内包しているということです。

レバレッジは利用の仕方次第で、大きな武器にもリスクにもなりうる、いわば諸刃の剣と言えるでしょう。

fxでのレバレッジ効果!

これまでご紹介してきたレバレッジは、

・株式の信用取引

・先物取引

・投資信託

・不動産投資

・仮想通貨

など様々な金融投資のシーンで使われています。
(不動産は銀行からお金を借りてローンを組み投資を行うことが多く、実際に資金より多い金額の投資を行うことができるため、レバレッジをかけていると考えます。)

特にその中でも、レバレッジという言葉が頻繁に出てくる投資商品こそが、FXです。

そこでここでは、そんなFXにおけるレバレッジの効果について紹介していきます。

レバレッジなしでFXを行っても儲けられない?

日本人FXトレーダーのほとんどがトレードを行っていると言われるほど人気の、米ドル/円通貨ペア。

実はこの組み合わせの値動きは、1日1ドルあたり1円程度しかありません。

そのため、どんなにうまくいっても投資資金を1%増やすぐらいしかできないのです。

また、日によってはそもそも1%上昇すら見込めない日もザラですから、そう簡単に米ドル/円ペアで儲ける事はできないでしょう。

そこで利用されているのが、救世主レバレッジというわけです。

FXの投資家たちは日夜策を練り、ほんのコンマ数%の上昇を契機に、思い切ってレバレッジをかけてトレードしています。

だからこそ、設ける人と損する人の差が如実に表れるわけですね。

ただ、レバレッジには同様のリスクも内在していると言いましたが、投資家たちはその辺りのリスクヘッジはどうしているのでしょうか?

次項にて詳しくご説明しましょう。

リスクに対する業者の対応!ロスカットだけでは防げない!?

レバレッジのデメリットとして、レバレッジを高くしてしまうと失敗したときのリスクも高まってしまうということを説明しました。

FXでは、最大レバレッジ1000倍という業者も存在するため、このままいくと理論上は最悪の場合、口座残高がマイナスになってしまう場合があります。

こうした最悪の事態を防ぐ仕組みの一つに、「ロスカット」というものがFXには存在します。

ロスカットとは、簡単に説明すると「口座残高がマイナスにならないようにある一定の基準で勝手に決済する仕組み」のことです。

本来、FXに限らず投資全般では、自分のタイミングで売買(決済)を行いますよね?

しかし、ある一定以下の口座残高(業者によって基準は異なります)になってしまうと、自動的に決済をされてしまうのです。これを、ロスカットと言います。

強制決済というと何だか救われなくて無慈悲な感じがするかもしれませんが、実はこのロスカットがあることによって投資家は、口座残高がマイナスにならずに済んでいるのです。

ある意味、転ばぬ先の杖として良心的なシステムですよね。

しかし、急激な値動きがあった場合や高いレバレッジで取引をしていた場合などはこのロスカットが施行されず、口座残高がマイナスになってしまう場合もあります。

FXは大きく分けると国内FX業者と海外FX業者の2種類が存在するのですが、その二つで残高が0になった場合の対応が異なるので、ここで違いをお伝えしておきましょう。

国内FX口座の場合

まず、国内FX口座で取引を行っているときに口座残高がマイナスになってしまった場合について紹介していきます。

結論から言うと、国内FXにおける負債はトレーダー本人が全額負担しなければなりません。

過去の事例としては、東日本大震災時に大きく市場が動いた時、多くの投資家が借金を抱える事態に陥ってしまいました。

本来国内FX業者は、法律によって最大レバレッジが25倍までと厳格に定められているので、必然的に高いレバレッジでの取引を行うことができません。

そのため、口座残高がマイナスになるということも少ないのですが、こうしたイレギュラー時にも原則対応は変わらず。

結果的に全て自己責任というのが日本のルールなので、震災時には多くのトレーダーが泣き寝入りになってしまったというわけです。

国内FXでは普段のリスクが低い分、万一借金を負った場合は、全額自分自身で支払わなければならないという原則は覚えておきましょう。

海外FX口座の場合

次に海外FX口座で取引を行っているときに、口座残高がマイナスになってしまった場合について紹介していきます。

海外FX業者は日本の会社が運営しているわけでない(日本語サポートがあるため、利用するのには不自由ないです)ため、国内FXのように日本の法律に従う必要はありません。

そのため、レバレッジの規制がなく、最大レバレッジ1000倍などの業者も存在しています。

また、多くの海外FX業者では、残高がマイナスになった場合は業者が負担してくれ口座残高を0にしてくれる形式を取っています。
(この仕組みをゼロカットと言います)

そのため、借金のリスクは全くなく、高いレバレッジでも安心して取引を行うことが可能です。

なお、こちらで海外FXのハイレバレッジでの取引を行う際のメリットや注意点についてはより詳しく説明していますので、気になる方は是非チェックしてみてください。

海外FXでハイレバレッジトレードを行うメリットと注意点

まとめ

今回は、FXはもとい投資全般に必須のワード「レバレッジ」について、そもそもの言葉の意味や実際どのように使われているかをお伝えしてきました。

レバレッジとは
「少ない資金で多くの金額を動かす仕組み」
のことでしたね。

またレバレッジには、利益を拡大させることができるというメリットがある一方で、失敗したときの損失も大きくなってしまうというデメリットも存在しました。

利用方法・場所によって命運を大きく分けるきっかけになりうるレバレッジは、再三述べてきた通り、使い方によっては毒にも薬にもなります。

まずは今回の記事で学んだ基礎内容をしっかり頭に入れ、現実的な範囲でレバレッジを利用されるのがおすすめです。

FXで気づいたら借金まみれ…なんて非常事態に陥らないためにも、是非ともほど良いレバレッジでトレードを開始してみてはいかがでしょうか。